■恋女(こいめ)
   夜狐の唯一の友人。
   特異な存在である夜狐が、人の身で生きていけるよう世話を焼いてきた。
   異形の中では珍しいヒトカダ。
   恋女という名は、夜狐に名乗る際、彼女自身がつけた。
   全裸に男物の紅い着物を羽織っている。
   夜狐と酒を飲み交わすのが趣味。
  ■紅い着物の少女
   狐面の女の妹にして従者。
   狐面の女の命令で、夜狐の元に現れる。
   丁寧だが、人を馬鹿にした喋り方をする。
   人肉を好み、常に飢えている。
  ■狐面の女
   正体不明の禍々しい異形。
   見た目は美しい女性だが、顔は常に狐面で隠れている。
   十五年前、嘉久とある契約を結ぶ。



登場人物(人間)へ